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まるで保険金殺人!?リーマン・ショックを引き起こしたCDSの悪用とは?

皆さんはリーマンショックという言葉を聞いたことがありますか?リーマンショックは2007年,2008年ごろにアメリカの金融市場から発生した世界的な不況の総称として日本で使われている言葉です。

なぜこのような大不況が発生してしまったのでしょうか?その背景には今回紹介するCDS(credit default swap)という金融商品の存在があります。CDSとはどういうもので、一体どんな影響を経済に与えたのでしょうか?今回はそれについて解説していきたいと思います。

CDSとは

CDSとはそもそも何かと言うと「会社にかける保険」です。CDSは、毎回決まった保険料を払うことで、会社が倒産した時に保険金を受け取れるという商品です。例えば、生命保険は毎月保険料を支払うことで、契約者が亡くなった際に保険金を受け取れるという契約です。CDSはこれと同じように、保険料を払うことで、ある会社が倒産(死亡)した時に保険金が受け取れるという契約になります。

CDSの問題点

CDSの仕組み自体は、生命保険など一般的な保険契約と同じ考え方なのですが、CDSには生命保険等では考えられないようなある特殊な仕組みが存在します。それは「どの会社のCDSも誰でも買うことができる」という点です。これは一体どういうことかというと、生命保険に当てはめて考えた場合、「全く面識のない人が私に生命保険をかけて、私が死んだ時に保険金を受け取れる」ということです。全くの他人の命に保険をかけるなんてことは普通に考えてありえないことですよね。しかし、CDSという保険契約ではこれと同じようなことが可能になってしまっています。A社に全く関係のない人が、A社が潰れた時のためにCDSで保険をかけることができてしまうのです。

この誰でも保険をかけられるという仕組みはリーマンショックを起こすのにかなり重要な役割を果たします。

不動産バブルの崩壊

リーマンショック以前のアメリカでは不動産価格の上昇に伴って、土地を担保にすることで信用力の低い借り手にも住宅ローンを組ませるサブプライムローンという金融商品が出回っていました。住宅ローンはそれ単体ではただのローン契約ですが、証券化という仕組みを使うことで、MBSという証券としてマーケットで流通させることができます。

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サブプライムローンは、さらに複数のMBSを組み合わせて作るCDOという新たな証券となり世界中に流通していきました。

やがて、不動産価格の上昇が終わり、サブプライムローンの債権回収が困難になってくると、世界中に流通していたMBSやCDOの価格が下落し、大不況を招くことになりました。

CDSの影響

しかしこの時、不動産バブル崩壊による大不況を事前に予測してあらかじめショートポジション(市場が下落する方向に賭けること)をとっていた人たちが存在します。それがヘッジファンドです。ヘッジファンドは、資産運用で儲けることを仕事としているプロの機関投資家グループです。

彼らの中にはショートポジションを取ろうとした人たちがいましたが、その具体的な方法に悩みます。実際の不動産をショートすることは難しいからです。そこで思いついたのがCDSです。住宅ローンが焦げつくとお金を貸していた銀行が潰れるだろうということで、ヘッジファンドは銀行のCDSを買いまくりました。

保険金殺人

ヘッジファンドはこの時点で銀行が潰れてくれるとありがたいと思っています。よって容赦無く殺しにかかります。ヘッジファンドは銀行の株や債券を空売りしまくって企業の時価総額を意図的に下落させていきます。サブプライムローンを発行してる銀行はやばいという情報が広がり(事実だが)、銀行を倒産に追い込みます。

そして不動産バブルは崩壊し案の定銀行や証券会社(投資銀行)は潰れました。その中には世界第4位のリーマンブラザーズも含まれていました。

保険会社も潰れる

銀行がバンバン潰れたことで、CDSを買っていたヘッジファンドは保険金を受け取ることができ、めちゃくちゃ儲かりました。しかし、今度はCDSを発行した保険会社が、保険金の支払いに耐えきれなくなり潰れていきました。こうして世界中に不況は広まり大不況が起こりました。

まとめ

  • CDSとは企業にかける保険
  • CDSはリーマンショックの時に潰れかけの銀行にかけられた
  • CDSの保険金の支払いに困った保険会社をバンバン潰した兵器

リーマンショックの根本的な原因は不動産の価格上昇を過信しすぎたことですが、それが崩壊した時にさらに被害を大きくしたのはMBS、CDO、CDSといった複雑に設計された金融商品でした。これらはとても便利で市場を効率化できる可能性を秘めていますが、一歩使い方を間違えるとこのような大惨事につながってしまうということがわかりました。

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