投資

ブル?ベア?弱肉強食の無法地帯!株の買い占めゲームの狂気

現在の株式市場は証券取引委員会によって規制が行われていますが、1920年代のウォール街は、投機家による買い占めの戦場になっていました。

買い占めとは

ある投機家グループによる株価を操作するゲームのようなものです。

買い占めのゲームにおける戦略は、

  • 株価の上昇を狙うブル
  • 株価の下落を狙うベア

があります。ブルの基本戦略は株を買い占めることで、ベアの基本戦略は逆に売り浴びせることです。

ベアは株を売る戦略なので、自分が持っていない株を売るためには人から株を借りて売る方法を使います。これを空売りと言います。

ブルの儲け方

安いところで株を購入し、大量の買い注文を入れたり、株価が上がる情報を流したりして、安い時に買っておいた株を高値で売ることで儲けます。

ベアの儲け方

人から株を借りて市場で売り、大量の売り注文を入れたり、株価が下がる情報を流したりして、はじめに売った株を安値で買い戻すことで儲けます。

ベア対ブル

株取引のルールがない時代には、このように相場を操って儲ける手法が横行していました。

買い占めのゲームは、大体ベアの投機家グループがはじめに仕掛けます。例えば、狙った企業に大規模な空売りを仕掛けて、その会社は破産寸前だという情報を流します。これで株価が下がればベアの集団が儲けることができます。

この方法に対抗する最も強力な手段は買い占めです。ベアに対抗するにはブルが最強なのです。

ベアの集団は大量の売り注文を出して株価を下落させます。ベアは安くなった時に再び株を買い戻さなければ利益を確定することができません。もし買い戻せなければ、株を借りてきた人たちに対する負債を返済することができないのでベアの集団は破産します。

よって、ベアに対抗する手段としては株価が安くなった時にその銘柄を大量に購入し、ベアが買い戻しを行えないほど市場で流通している株式を減らしてしまえばいいのです。ベアは株を借りた人たちへの返済に充てるため、どうしても株を買い戻す必要があります。この時に大量に買い占めていれば、逆に彼らに高値で売りつけることができるためブル側が儲かります

  • ベアはブルに買い占められないように買い戻しを行う。
  • ブルはベアが買い戻せないように買い占めを行う。

株の買い占めゲームはこのようなベアとブルの戦いによって成り立っています。

法規制

1930年に成立した法律によって、株価の下落を目的とした空売りと買い占めにつながる株価操作が禁止されました。

このような相場のゲームにはよくあることですが、重大な事件が起きるたびに取引ルールが厳格化され、それまでのゲームがやりにくくなります。

最近では仮想通貨も無法地帯だった相場から徐々に規制がかけられた市場に変わっていきました。

最後に

このような相場の生きるか死ぬかのゲームが起きている裏で、ゲームに直接関係のない人たちが犠牲になる可能性もあります。例えば、株価の操作によって損失を負ってしまう一般投資家など、、

相場師にとっては弱肉強食の無法地帯の方が魅力的ですが、一般化した相場においてある程度の規制は必要だなと思いました。

とはいえ、新たな相場はどんどん出来ていくと思うので、黎明期の無法地帯はこれからも様々な形で残っていくと思われます。

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お金をかけないサバイバル術の記事を書きます。温泉と餃子が好きです。プログラミングが得意です。趣味はメルカリです。