日本における大麻(カンナビス・マリファナ)の扱いについて [大麻取締法・THC・CBD]

こんにちは。今回は大麻について調べてみました。

海外では合法化されている国もありますが「日本はどうなんだろう?」ということで、日本における大麻の扱いについてご紹介します。

知識として知っておくのは良いと思いますが、大前提として、現在(2019/11/04)日本で大麻は違法な薬物です。

大麻とは?

大麻は麻という名前の植物です。麻は衣類や製品にも使用されています。北海道とかだとその辺にたくさん生えているらしいです。

大麻 とは、 大麻草(カンナビス・サティバ・エル)、 及びその 製品 をいいます 。
■ ただし、 大麻 草の成熟した 茎、 及びその 茎から作られる 繊維 等 の 製品 (樹脂を除きます。) と、 大麻 草 の種子 及びその 製品 は 規制対象 から除かれます。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000193406.html

海外ではカンナビス、マリファナなどと呼ばれています。マリファナという呼び方は人種差別の歴史があり、現在はカンナビスという呼び方が推奨されている?らしいです。

海外における大麻

アメリカ、カナダ、オランダ、オーストラリアなど、大麻を合法化している国は意外と多いです。ちなみに、日本人が海外で大麻の所持などをしたとしても大麻取締法が適応されます。

大麻(マリファナ)を楽しむ旅、合法で楽しめる国。入手方法など

日本における大麻

大麻取締法によって「大麻の栽培・所持・輸出入など」が禁止されています。

もともと日本は繊維として麻を使う文化があり、戦前は麻の輸出が主要な産業となっていました。日本で大麻が厳しく取り締まられるようになったのは、戦後のGHQによる指導が元と言われています。

大麻取締法について

現在の日本では、大麻の所持、譲渡、栽培などが禁止されています。

大麻の栽培、所持、譲受・譲渡等は原則禁止です。
   我が国では、都道府県知事の免許を受けた大麻取扱者のみが大麻の栽培、所持、譲受・譲渡等を認められており、大麻取扱者以外の者がこれらの行為を行った場合は罰せられます。
   なお、 研究のための使用は大麻研究者のみ可能です。

今、大麻が危ない!

罰則

大麻取締法違反をすると、以下のような罰則を受けることになります。

  • 栽培・輸出入の場合、懲役7年以下
  • 所持・譲渡・譲受の場合、懲役5年以下

大麻取締法違反の初犯は、懲役6か月に執行猶予3年がつくことが多いです。
ただし、
所持していた大麻の量が多く、
営利目的がある
といった場合には、懲役実刑になる可能性があります。

https://xn--3kqa53a19httlcpjoi5f.com/navi_taima/
  • 大麻を営利目的で大量保有していた場合、懲役実刑になる可能性が高い。
  • 大麻を所持していた量が少量の場合、不起訴になることもある。

不起訴になれば前科はつきませんが、懲役刑になることもあります。

時効

大麻取締法違反の時効は5年です。(2019/11/04時点)

大麻栽培者とは

大麻を日本で合法的に栽培するためには、大麻取扱者である必要があります。

大麻取扱者とは、『大麻栽培者』 及び 『大麻研究者』 のことをいいます。
■ 『大麻栽培者』 とは、都道府県知事の免許を受けて、繊維若しくは種子を採取する目的で、大麻草を栽培する人のことです。
■ 『大麻研究者』 とは、都道府県知事の免許を受けて、大麻を研究する目的で大麻草を栽培し、又は大麻を使用する人のことをいいます。

今、大麻が危ない!

大麻栽培を行う業者の数は減少しており、現在はほとんどいません。

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11120000-Iyakushokuhinkyoku/0000194555.pdf

他の麻薬との違い

大麻取締法では、他の麻薬と違い「使用」が禁止されているわけではありません。実際に大麻取締法に引っかかるのは「所持」「栽培」「輸入」などによるものです。

違法成分について

大麻はTHC(テトラヒドロカンナビノール)という物質を含有しており、この物質が幻覚などの麻薬作用を引き起こすと言われています。

 大麻取締法は,大麻草全体を規制対象にはしておりません。大麻取締法第1条で規制される大麻から成熟した茎や種子は除くとされていて,これらのものを所持するだけでは処罰されません。
 何故かと言いますと,大麻草全体に有害な物質が含まれているという訳ではないからです。幻覚作用等の有害作用を生ぜしめるのは,THC(テトラヒドロカンナビノール)という成分で,これが大麻特有の多幸感,幻覚,妄想などを引き起こし有害性があるとされるのです。このTHCは,大麻草の樹液に多く含まれ,大麻草の花や葉っぱにはこの樹液が多く含まれているのに対し,成熟した茎や種子にはTHC成分はほとんど含まれていないのです。

大麻取締法とは|大麻所持は違法で使用はなぜ処罰されないか弁護士が解説 | 中村国際刑事の弁護士

つまりTHCを含んでいない部分は、衣類などの繊維として使われたとしても問題ないということになります。大麻の麻薬成分であるTHCは、成熟した茎やタネにはほとんど含まれませんが、全く含まれていないとは言えません。

THCとCBD

大麻に含まれる主な物質としてカンナビノイドがあります。カンナビノイドは主にTHCとCBDがあります。大麻(カンナビス)という名前で一括りにしていますが「THCを多く含む種類をマリファナ」「CBDを多く含む種類をヘンプ」と呼びます。

THC

マリファナに多く含まれる成分です。幻覚を見たり、精神活性状態を引き起こすことが知られている物質です。違法な物質です。

CBD

ヘンプに多く含まれる物質です。THCがいわゆるハイになる効果をもたらすのに対し、CBDにはそのような効果がありません。リラクゼーション効果などがあります。

ヘンプであろうとも大麻そのものの栽培などは禁止されています。ただ、CBDという成分は合法なので、CBDオイルなどの関連製品は存在します。CBDは医療用や治療目的で使われます。

  • THC → ハイになる。
  • CBD → ハイにならない。

まとめ

  • 日本において、大麻の「所持」「栽培」「輸出入」は禁止されています。
  • 厳密には、大麻そのものが悪いのではなく、THCという麻薬物質が違法です。
  • THCは大麻の葉などに多く含まれているので、持ってたり栽培してたら逮捕されます。
  • 逮捕されると、最悪懲役7年になります。

参考